国家試験について


薬剤師国家試験

薬剤師というのは、医者や看護師と同じく命にかかわる仕事であるので当然、 薬剤師国家試験 というものがあり、これに合格しなければなりません。 この試験を実施しているのは厚生労働省で年に一度、北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県、福岡県の10都道府県で年に一回、 三月上旬の土曜日、日曜日に行われています。合格と不合格が発表されるのは三月の下旬です。

薬剤師国家試験の受験資格というものをご存知ですか?この試験は薬剤師法に定められた条件に当てはまる人のみが受けることが可能です。 この条件というのは、日本の六年制(以前なら四年制)の大学で薬学の正規の課程を修了した者か、外国の薬学校を卒業していたり、 外国の薬剤師免許を持ち、日本の薬学課程を修了した者と同等の知識と技能を持つとされている者、というように書かれています。

国家試験に合格するには

高度な知識と専門的な技術が求められる薬剤師ですが、国家資格となっていますので試験に合格する必要があります。 受験資格は薬学系の大学で6年間学ぶ必要があり、全課程を修了しなければ試験を受けることができない国家試験となります。

薬剤師国家試験は幅広い分野から出題されますので難易度の高い試験となりますが、合格率に関しては70から90%と高くなっています。 合格率は大学によって異なっており、大学側で実施する試験に合格しなければ薬剤師国家試験を受験できない仕組みが行われていることが理由となります。 簡単に言えば大学側が合格率を上げたいがために、受験者を制限することを目的としているのです。 薬剤師国家試験の合格率が高いと入学志望者を集めやすくなりますし、宣伝効果が高くなりますので大学側が独自の制度を導入しているのです。

薬剤師国家試験に合格するには、入学する大学から選ぶことが大切です。 合格率を上げることに重点をおき国家試験対策に力を入れている大学もあれば、新薬の開発など製薬会社での研究職を輩出することに力を入れる大学もありますので、 大学の選び方によって薬剤師国家試験に向かう姿勢が異なってくると言えます。

薬剤師国家試験は7分野の出題範囲に分かれており、生物や物理に始まり、衛生、病態、法律や倫理に関する内容もありますので、 6年間しっかりと学習し知識を身に付けることが必要になってくると言えます。

薬剤師になるには6年制の大学に入学する必要がありますが、国立や公立、私立など大学にもたくさんの種類があります。 入学試験に合格すれば入ることは簡単ですが、問題は学費の高さにありますので、学費を確保できるかが重要となってきます。 国立であれば6年間で300万円から500万円程度の学費で済むことが多いですが、私立の場合には1000万円を超えることも珍しくはありませんので、 薬剤師になるには高額な学費を用意できるかがポイントになってくると言えます。

以前では薬剤師になれば高収入と安定した生活ができると言われていましたが、現在では薬剤師の人材が余剰気味になっている現状があります。 収入ももちろん下がる傾向がありますし、非正規雇用が増えている現状がありますので、国公立の大学へ進むことができれば経済的な負担を軽くすることが可能です。 国家試験は入学する大学によって合格率に差が出てきますので、薬剤師国家試験に合格するには大学選びが重要となるのです。

国家試験の合格率

薬剤師国家試験の合格率というのは近年安定しておらず、特に新課程となったことなどの影響もあってか80パーセント後半に達する可能性もありますが、 60パーセント以下にさがることもしばしばあり、時には40パーセント台になった年もあります。

単純に数字だけをみると60パーセントから80パーセントという合格率は高く感じ、案外簡単なんじゃないか、と考えるかもしれません。 受験者数にすれば約11000人が受け、約9000人が受かるような形になります。 しかし、受験資格や問題形式の変化などを考えると、十分難関であることがわかるのではないでしょうか。